ある人物に遭遇
今関わっている制作会社での話。
今回人気に成りつつある原画さんが加わった、俺様スゲェって感じのヒト。
会社来てプロデューサー達と打合せ、同席はしないけど横のデスクでせっせとシナリオやら、
色々作業をしつつ、耳を傾ける。
こっちチラ見して、鼻で笑ってたなぁ。
打合せもそこそこに、彼の自慢話が始まった。
誰々さんが俺を信奉してくれて、Twitterでフォロー返してくれたとかその辺の話。
皆が凄いですねーとかで持ち上げるものだから、彼は鼻高々でしたわ。
すると、彼はこんなことを言い出した。
「数人だけど、俺がフォローしてやってるのにフォロバしないんすよ」
とかホザイてる、何様だよ┐(´д`)┌ヤレヤレ
どんな奴ですか?と聞くと、
「俺みたいなクリエイターは少数で、絵描きとか漫画家に作家かな」
ほうほう、他には?と問う
「後は声優さんが多いね、それもさ普通の一般人には声優関係の人フォロバしないじゃん、でもそいつフォロバされてんですよ」
ほほぉと打合せの面々
「だからそいつを取り込んで、俺の人脈の足掛けにしようと思ってるんだよ」
黒いなぁこの野郎と思いつつ、ひたすら作業を進めていると。
「そう言えば、ここの会社の人大半フォローとフォロバされてましたよね、もしかしてここの外注さんですかね?」
誰だろうと思ったんだろうね、プロデューサーが聴いたのさ。
「で、その人ってハンドルネームは何て人ですかね?」と
「フザけた名前付けてるんですよ、黄色いひつじってヤツでね、生意気にもアイコンが執事っぽい服装備したひつじなんですよ、笑っちゃうでしょ」
それを聴いた瞬間、会話に参加してたプロデューサー達は顔が青ざめたが、
私は至極笑顔へ、すると、彼は空気を読んだのか「どうしたんです?」と
全員こっち向いちゃってね、私の笑顔が嫌味だったのかな、件の彼はこう言い放った。
「おっさん不気味な顔してこっち見てんじゃねーよ、雑魚が!」と。
それ言った瞬間に、プロデューサー達の態度が変わった、その彼を今回の仕事から外すと宣言。
彼はナニが起こったのか判らずに焦る焦る、我に返ってこちらへ来てね、
暴力へ走ったのさ、人の胸ぐら掴んで脅し文句を垂れるのだが、
何故か彼の声は震えてたな、私は終始笑顔だったよ。
今回の仕事は原作有りき、絵は誰でも良い訳ですよ、それこそ個人的な判断でどうにでも成る。
そもそも、この話は昔からの付き合いのある会社さんから、お願いされてやっとまとまった話。
どっちを取るか明白ですね、この段階で構成を含め8割の話は出来てたからね。
結局おどおどした彼は出て行ったね、その後かな、個人的にDMが来ましたわ。
罵詈雑言を添えてね、全くのガキだわ。
なので面白いから、関係各所へ通達してみたよ。
これから先彼に行く仕事は限られる事でしょうね。
世の中見下すおバカさんが多すぎるって話でした
2015年9月17日
黄色いひつじ