怪談未満
出掛ける度に「何か怖い話とか体験談ありませんか?」と聞くのが常に成っている。
そんな中良くあるのが、●●を見たんだよ!って何度も繰り返す方。
うんうん、それで何が怖かったんですか?と聴いても、
出たんだ、見たんだを繰り返す、そんなお話が多いのが事実。
先日地元の知古の商店主から聴いたのもそんな話
「いやー凄かったんだよ」
(とても興奮している)ひつじの心の声と思って下さい
「あのサイズは見たこと無いわな」
(サイズって何だ?)
「こんなに大きいさ」
両手を左右に広げる
「魚でも釣れたんですか?」とひつじ
「バカ!そんなんじゃねえよ、カマドウマって知ってっか、アレが走り抜けてったんだよ」
ポカンとするひつじ
「あんちゃんもそんな顔するんだから」
(怒っていらっしゃる)
「然しながらですね、この手のお話は一度病院へ行かれると解決出来る可能性が・・・・」
「お前さんまで俺を危ない人みたいに言うなよぉぉぉ」
(大袈裟に身振り手振りをする)
ここまで来て、奥で店番していた奥様が来て、無言で耳を掴み店主退場。
戻ってくるなり奥さんが「あはは気にしないでね、いつもだからさ」
眼が笑っていなかったのが怖い。
そんなお話がありました
2015年8月3日
黄色いひつじ