日々是精進 

日々の事、思いついた事等を書く予定、サボリ気味だったのを治そうかなと

記憶の中の怪異譚

昨日の分にも書きましたが、小さい頃は怪異が身近で起こってました。

でも、それは日常の中の事であり、何より親が全否定しなかったお陰で、

無類の怪談好きになったのだと思います。

 

そんな訳で、今日から数日間ネタが尽きるまで、昔に起きた怪異譚を綴って行こうと思います。

 

それに書き置く事で記憶の整理も出来るしね、ブログ更新のお知らせもしてないから、

noteのお仲間と一部しか見てないと思うし、その辺は気にしないのですよ。

某所で読み物形式にしても良いのだけど、其れは其れで別個に書いているので、

そっちを出す予定です、そっちはこんな感じのモノでござる。

ひつじは目下書き進めている処です。

note.mu

 

では、まず一番最初の記憶に残る怪異から行くとしようか。

「幼少期に視た最初の怪異」

生家のお風呂での体験、旧家の風情の残る家でした。

風呂も造った風呂なので、広く三畳ありましたね、当時はガスでは無く薪風呂でした。

隣の小部屋で薪をくべ風呂を沸かす、裏口があって其処から外へ出て、

置いてある袋入りの薪を持ってくる、そんな感じでした。

確か弟と一緒に風呂入ってた時、窓の外に掌が視えた。

弟は気づいて無かったから、アレは異界のモノだったのだと思う。

平な処に掌押し付けたら肌が白く成るじゃないですか、

左右の掌をあの状態でグイグイ押し付けていて不気味だった。

その当時叔父が同居していたので、この叔父がイタズラ好きな人だったので、

また叔父が悪さしてるなと思いつつ風呂から上がり居間へ行くと、其処に叔父が座ってた。

叔父に「さっきまで窓に掌押し付けて何やってたのさ?」と聞くと、

「俺はここでテレビ見てたぜ、兄貴(親父さん)と一緒にな」と言われた。

直ぐに気づいた親父さんが「あぁ、アレか気にするな」とだけ言うと、

外に出て行ったのを覚えている、戻ってきた時に皿を持っていたんだが、

どうやら塩を山盛り持って投げて来たとのこと。

 

祖父曰く、「この辺は偶に変なモノが出るけど気にすんな」と言われたのを覚えている。

土地的にみても、何があっても可怪しくない場所なんだけどね。

 

幼少期に視た最初の怪異でした。

 

2015年7月28日

黄色いひつじ